「コンピューターには戦略的な意思決定はできない」by P.F.ドラッカー
ドラッカーの書籍に「経営者の条件」という書籍があります。 それは1966年初版の本です。
その中に「意思決定とコンピュータ」という項が設けられています。 その項の結びは以下です。
コンピュータの出現が、意思決定に対する関心に火をつけることになった理由は多い。 しかしそれはコンピュータが意思決定を乗っ取るからではない。
コンピュータが計算を乗っ取ることによって、組織の末端の人間までがエグゼクティブとなり、成果をあげる決定を行わなければならなくなるからである。
AIとビッグデータ時代をむかえる前、そもそもインターネットなどもなくヒッピー文化がうまれつつあった時代に、既にこの指摘をしているドラッカーは、さすが!としかいいようがないと、個人的に思っています。
とても良い書籍なんですが、マネジメントほど有名じゃないのと、私も時々この一節を読み返したいのですが、いつもどの書籍に納められていたか忘れてしまうので(汗)、備忘もかねてコラムとして掲載しておきます。
※ひょっとしたら、今後加筆するかも知れません。