あなたがオウンドメディアの担当になったとき、コンテンツを運用する上で欠かせないのが編集業務です。
編集という仕事は知っていても、どんな作業をしているのかは「わからない」という人がほとんどではないでしょうか?
今回は編集者がどんな仕事をしているのか、なにを求められているのか解説したいと思います。
そもそも編集ってどんなことするの?
編集の仕事は、簡単にいえば全体図を考えてメディアを完成まで導く仕事。
その役割を設計士にたとえる人もいれば、指揮者にたとえる人もいます。
編集者と一言でいっても実際にはその業務内容はひとくくりにできません。
ウェブなのか、雑誌なのか、書籍なのかでも変わりますし、企業によってもずいぶん違う場合があります。
ただそれだと「何のために記事書いてんの?」と言われちゃいますので、
大まかにですがご説明しましょう。
- テーマにあった企画を考える
- 記事のレイアウトを考える
- 予算を組む
- 取材先にアポをとる
- ライター、カメラマンの手配
- ライティング
- 記事を校正する
- 印刷手配
以上が、編集者が行なっている仕事の一例です。
インタビューやライティングは外部に委託することが多いですが、予算が無いメディアでは編集者がそのまま担当する場合も多々あります。
企画からはじまり取材・ライティングと、何でも屋といっても差し支えないかもしれません。
ライターが活躍できるかは編集者次第
編集担当の仕事ぶりで、あなたのメディアに寄稿してくれるライターさんの活動しやすさが大きく変わってきます。なんて言われても、なかなか実感わきませんよね。
しかしライター側の視点に立ってみると、その意味が少し理解できると思います。
- なんのテーマでも良さそうな適当な企画(なんのためにやるの?)
- 取材先への企画説明なし(え、まじで?)
- 取材先にアポなし(帰らされました…)
- あげくの果てに、原稿のフィードバックなし修正され勝手に掲載(もはやドロボーですやん)
もしあなたがライターだとして、こんな編集者が担当だったらどうですか?
「やってられるか!」となりますよね。
企画を考え、取材先に企画説明と日程調整をし、校正をしてライターにフィードバックする。
これをしっかりとやっていれば、ライターさんはスムーズに仕事ができます。
また修正箇所があった場合には、丁寧なフィードバックをすることでライターさんのスキルがだんだんと上がっていき、結果的に記事のクオリティも上がります。
ライターとの信頼関係がメディアを育てる
信頼関係で結ばれたライターと編集者は、互いの意図がくみ取れるようになりますので、グッと仕事がしやすくなります。
ライター側から企画を提案してくれるなど、コンテンツ運営で困ったときの相談先としても頼れるようになっていくでしょう。
いい編集者はライターを育て、いいライターは編集者を育ててくれます。
そうしてメディアも育っていきます。
もし自分が担当するメディアが育っていないと感じているならば、まずは自分の仕事ぶりを振り返ってみてもいいかもしれませんよ。