日本一簡単かもしれない?ライターとの出会い方~ウェブ通の実践ウェブ文章術 season2~ FavoriteLoadingあとで読む

: 事務局
コンテンツ記事の制作、ライターのと出会いに悩むウェブ担当者へ朗報です。この記事を読めばライターとの出会い方が丸わかり。

Web通の実践ウェブ文章術~ライティングの基本と紙媒体との違い~

オウンドメディア運営に欠かせないコンテンツ記事の制作。
すべてのコンテンツ記事を自分たちだけでつくることができれば一番いいのですが、そううまく事が運ぶことはなかなかありません。

そこで多くのメディア運営者は、外部ライターへの記事の執筆依頼を考えるでしょう。
しかし、またここでもまた問題が発生してしまいます。

  • 思っていたような記事になっていない
  • どこかの宣伝みたいな記事しか上がってこない
  • 納期になっても原稿がこない
  • いつのまにか音信不通になった
  • そもそもライターの探し方がわからない

等など。

これらはウェブ担当者通信編集部のTが実際にウェブ担当者の方々からリサーチした際に受けた相談事例です。
安定したオウンドウンドメディア運営には、記事を書いてくれるライターが欠かせません。しかし、ライターの確保は意外と難しい。

では、ライターにはどこへ行けば会えるのでしょうか?気になりますよね。

ということで、今回はライターとの出会い方についてお届けしたいと思います!

クラウドソーシングを利用する

手軽に仕事を依頼する場として、まず思い浮かぶのはクラウドソーシングではないでしょうか。ウェブに関わるみなさんにはお馴染みのサービスかと思います。

実際ライターの世界でも、クラウドワークスやランサーズなどクラウドソーシング経由でのライティング依頼は年々増加傾向にあり、プロのライターから見ても無視できない存在になりつつあります。

ただ、原稿が安価でライター経歴を問わない案件が多い影響もあってか、プロのライターや編集者の目からみると、そのままでは掲載できないレベルの記事を書くライターさんが多いのも事実です。

もちろん、中には腕のいいライターさんもいます。なので、クラウドソーシングが全くダメ!というわけではありません。そこは勘違いしないで欲しいです。
ただ、見極める目をもっていないと、コピー記事を量産するライターさんや、すぐに音信不通になるライターさんばかりに出会ってしまう可能性もありますので要注意。
腕のいいライターをさがすというより、やる気があって、文章もそこそこ書ける新米ライターさんをもし見つけることができれば、万々歳でしょう。

<出会えるライターさん>

複業でライターをやりたい人が多いです。その場合、プロ意識は低めかもしれませんので、“なんとなく簡単に稼げそう”という意識の人かどうかを見極めましょう。
出版社や編集プロダクションから、ライターとしてフリーランスになったばかりの方が、仕事受注するために利用している場合もあります。繋がれたらラッキーです。

自社メディアでライターを募集する

継続案件で安定したい、新しい分野にチャレンジしたい、おもしろいものを書きたい、理由はそれぞれですが、ライターは常に新しい案件を探しています。

そのため、メディアのライター募集情報には目を光らせており、特に自分の経歴と合うものであれば、いますぐにも応募したい!と思っています。もしまだ募集情報を掲載していないようであれば、いますぐに掲載しましょう。

応募の際には、ライターのこれまでの活動がわかるものを送ってもらうのが望ましいです。履歴書以外にも、ポートフォリオなどがあれば必ず貰うようにしてください。
そのライターさんがどんな記事を書き、どんなテイストの文章を得意としているのか、依頼する前に知っておけるのは大きなメリット。

また実績に乏しい方の場合、テスト原稿を書いてもらうことである程度のレベル感は判断できると思います。

<出会えるライターさん>

自社メディアに書きたいと思ってくれているライターさんに出会えます。どこでも良いから書きたいというライターさんからの応募もあるので、応募理由にはしっかりと目を通すようにしましょう。

ライター交流会に行ってみる

地方ではまだまだ少ないのですが、首都圏ではライター交流会なるものが頻繁に催されています。編集Tも2017年の夏に神戸で開催されたノオトさん主催のライター交流会に参加しました。

参考:ノオトブログ

以前からライター仲間の間で「関西でもやってほしいね」と要望があったので、神戸開催が決まったときはライター仲間みんなで盛り上がってました(笑)。
ライター以外にも、Web関係者の方や出版社、アパレルサイトの方などいろんな方がいらしてましたよ。

ライター交流会以外にもオオサカンスペースで定期開催されている広報勉強会など、編集Tはさまざまな交流会に参加してきました。ライター以外の方との出会いもチラホラとあり、交流会が縁で仕事につながることが結構あります。

ただ、自社ビジネスの紹介をガンガンしてくる人は正直なところかなりウザがられます。周りの人の迷惑です。あくまでもお仕事につながるための縁づくりだと思ってくださいね。

<出会えるライターさん>

中堅・ベテランライターさんがメイン。新米ライターも勉強のために参加していることがある。勉強熱心な方が多いので、新米ライターでもある程度クオリティの保証はできる。

SNSで探す

記事がメディアに掲載されると、SNSで公開するライターは多いです。せっかく自分が書いた記事ですから、やっぱり多くの人に見てもらいたいですしね。プロフィールに得意分野や掲載メディアを記載している場合も多く、キーワード検索すれば思いの外簡単に探し出すことができます。

また、ライターは自分が書いてみたいと思っているメディアのアカウントをフォローしています。自社メディアのアカウントをフォローしているライターさんを発見したら、積極的にアプローチしてみると良いでしょう。

私はある企業の広報用Twitterを運用していたのですが、それが縁で腕のいいライターさんと数多くつながることができました。いまでもたくさんの方にお世話になってます。

<出会えるライターさん>

新米ライターさんからベテランライターさんまで、幅広い。原稿料はその方のスキルと経験による。自称ライターもいるので、プロフィールやつぶやきを鵜呑みにしないように。

ライターに紹介してもらう

普段から仕事をお願いしているライターさんに、「○○に強いライターさん知りませんか?」と声をかけておくと、何人かライターを紹介してもらえます。

自分の仕事が取られてしまうのに紹介なんかしてくれるの?と普通なら思うでしょうが、そこはギブ・アンド・テイクの世界が成り立っているライターの世界。

ライター同士は横の繋がりがとても強く、特に専門的なライティングを得意にしている方ほどその傾向が強いです。こういった得意分野、専門分野で活躍するライターさんを専門ライターと呼びます。

“教育”に強い専門ライターAさんが馴染みの編集者から“お金”にまつわるライティングを頼まれたとしましょう。

でも、Aさんは教育の専門ライターである以上、自分の専門外のライティングは受けたくありません(実際はレベル感によって成長のために受けることもありますが…)。
そこで知り合いの“お金”問題に強いライターBさんを紹介しました。また別のときにはBさんからAさんに“教育”に関する案件を…という流れができるわけです。

「紹介することで自分にも別案件の紹介がくるかもしれない」という心理が働き、ライターの紹介につながっていることが、お分かりいただけると思います。

「専門的な知識のあるライターさんと知り会いたい!」と思ったら、遠慮なく仲の良いライターさんへ紹介をお願いしてみてください。

<出会えるライターさん>

専門分野を持つライターさんなど、ある程度レベルが高い人が多い。その分コストもかかるがクオリティは担保できる。

ライターのスキルって、地味にスゴイんです

「文章なんて、キーボードさえ打てれば誰にだって書けるでしょ!」と意気込んでいた、知り合いのディレクターさん。しかし、時間が経つにつれてネタに困り、他の業務に忙殺され、結局は記事を書くことができなくなってしまいました。

そのディレクターさんにヒアリングしたところ、同じような経験をした方々結構いるそう。
また、記事にするネタ自体はそれなりにあったとしても、いざ書きはじめてみると「なかなか良い文章にならない!もうイヤだ!」と、頭を抱えてしまった方も少ないとのことでした。

多くのウェブ担当者やディレクターが思っているように「書くこと」そのものは、誰にだってできます。

しかし、ライティングを生業にしている人は、読ませるための技術・ノウハウをもったプロ。一見、なんの変哲もない文章に見えても、メディアやターゲットに向けた計算がしっかりとなされています(どこかで見たドラマのタイトルみたいな見出しがここにきて意味を成しましたね)。一見、誰にでも書けそうな地味な文章にほどそのスキルが隠れているんです。

ただ悲しいかな、目に見えて「これはスゴイ!」と思えるものではないため、ウェブ業界の方々からのライターに対する評価は、正直低いです(笑)。
クラウドソーシングなどでライティング案件の相場と、デザインやプログラミング案件の相場を比べれてみれば一目瞭然ですよね。

まぁ本当に腕のいいライターさんに頼もうと思えば、それなりの金額が必要となるんですが、それはまた別の機会にお話します。

そもそも「腕のいいライター」とはどんな人を差すのか。見分け方はあるの?と、またまた質問が飛んできそうなので(実際にヒアリングしてたら飛んできました…)、次回は「腕のいいライターの見分け方」について書いてみようかな?と考えております。

今回の記事でも多少書いているので、別テーマにするかもしれませんが…。

ではでは今回はこのあたりで。

事務局
この記事を書いた人: 事務局

「ムダな情報で頭脳を消耗することなく考える時間を確保する」
ウェブのノウハウだけに限らず、広告やマーケティング全般の知識、時には組織論や時事に至るまで、最先端や未来予測などみなさんにとって本当に必要な情報だけをお届けします。