【プレミアム】あなたのサイトで構造化データを導入すべきか否かの判断基準について(1) FavoriteLoadingあとで読む

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構造化データの話題が増えていますが、導入すべきか迷っている人も多いでしょう。この記事では構造化データ完全マニュアルとして判断基準や導入方法などをご説明しています。

structured data

画像:Pixabay

HTMLの構造化データについていつやるべきか、そもそもできるのか心配になる人は多いのではないでしょうか?
ウェブ担当者通信事務局も構造化データを導入すべきか判断基準を求められることが多いです。

ところでなぜこのような疑問が起こるのでしょうか?
おそらく2つの理由があると思っています。

  1. SEOの順位決定要因に対して不明点や不安がある
  2. 構造化データが難しくてよくわからない

この2つが合わさると「構造化データを導入すべきか判断基準がわからない」となります。

そこで一つずつ解明してみます。

まずSEOの順位決定要因について正体を紐解いてみましょう。
この決定要因がわかると、そもそも導入すべきかどうかの判断ができるようになります。

1.SEOの順位決定要因について

順位といいましたが、実はSEOに関しては2つあると考えた方がよいです。

  1. 順位の上下
  2. リッチ スニペットなどを検索結果に追加して他社より目立つ

以下ご説明します。

順位の上下について

そもそもGoogleもシステムですから、表示順位を決めるのは「ある検索キーワード」に対して「どのサイトが一番ポイントが高いのか?」の勝負です。

例えば、「学資保険 比較」といったキーワードに対して各サイトの固有ページの点数を積み重ね、評価されます。※今は200項目以上あると言われています。

  • サイトがhttps化していたら1ポイント
  • ドメインが有名だったら3ポイント
  • 被リンクの数でもポイント獲得
  • HTMLタグを正確に使っていたら3ポイント
  • 文章が長かったら手間がかかっているので30ポイント
  • モバイル対応していたら30ポイント

では構造化データで獲得できるポイントは、いくつだと思いますか?Google公式見解では「将来はあるかも知れないけど、今は0」です。

ただしウェブ担当者通信として実際の対応サイトの前後を比べると、正しくマークアップすれば0.数%くらいは獲得するのではないか?という感触です。

この話をすると構造化データを導入した効果は薄いと感じてしまいますが、決してそうではありません。

実は構造化データの場合、ポイントアップよりも次のリッチ スニペットやその他の機能を検索結果に追加して他社より目立つメリットの方が大きいのです。

リッチ スニペットやその他の機能を検索結果に追加して他社より目立つ

よくみるとGoogleは検索結果(これをSERPsといいます)に検索結果だけを表示しているわけではありません。リッチスニペットやリッチカード(米国が先行中)、強調スニペットと呼ばれる表示などもあります。

このうち構造化データと関連があるのは今のところリッチスニペットとリッチカードです。下記を見たことがある方も多いのではないでしょうか。

リッチスニペット

リッチスニペット

Google ウェブマスター向け公式ブログ: リッチ スニペットに関するガイドラインを公開しました

リッチカード

2017年3月6日、国内向けGoogleモバイル検索において提供が開始されました。

リッチカード

Google Japan Blog: モバイルの検索結果をよりビジュアルに、わかりやすく

※リッチカードはモバイルで検索した時にカルーセルと呼ばれる左右にスライドできる枠で表示されています。
※補足:ニュースの表示結果とリッチカードの表示形式は類似していますがGoogleの扱いは別物です。ニュースは構造化データに関わらずリッチカード形式で表示されることが多いです。

なおリッチカードは以前からあるリッチスニペットの発展系です。Googleは常に進化していますので、今後もどんどん表示の種類を増やしたり、表示方法を変化させると思われます。

構造化データを導入するとなぜリッチスニペットなどが表示されるのか?

これはGoogle側の事情を考えればわかります。Googleの苦しさは、あなたのウェブサイトのテキストや画像情報から全てを理解しなくてはいけないことです。

例えば私達人間は、経験から簡単にこのサイトは歯医者のサイトだと認識できます。電話もできます。一方でGoogleはテキスト情報と画像の情報だけから機械的に判断しなくてはいけません。

Googleにとってみれば「歯医者のサイト・・・?うん、たぶん90%歯医者だろう。でもひょっとしたらアフィリエイトサイトかも」といった判断になります。これだと、Googleは自信なく検索結果を表示しなくてはいけません。

ではどうすればGoogleは100%自信がもてるのか。Googleの答えは「自己申告してください」です。

構造化データは、自己申告のための仕組みです。

自己申告してくれれば、Googleはその情報をもとに、ユーザーに最適な検索結果を作ることができます。

たとえば構造化データに適切な商品画像をいれておけば、他社に比べて適切な商品画像が表示されて検索結果でぐっと目立つことができます。
まさにGoogleに自己申告した人だけが恩恵をうける「ボーナス表示」といえるでしょう。

リッチスニペットなどの効果は?

これはサイトのタイプによりますが、米国のSearch Engine LandによるとWebNodesというCMSが構造化データに対応した結果、検索トラフィックが平均30%程度アップしたと報告されています。

出典:searchengineland.com/how-to-get-a-30-increase-in-ctr-with-structured-markup-105830

ただしこれは若干宣伝文句も入っていると思われます。

より詳しく言えば、リッチスニペットは検索上位3位以内に表示されるため、もしそのキーワード順位が低かった(例えば2ページ目など)場合には、仮に1位に表示されると平均CTRは32.5%になりますから劇的なCTR(クリック率)向上が見込めます。

出典:www.rankpay.com/rich-snippets/

しかし、構造化データはあくまで自己申告ですので、対応すれば常にGoogleから優遇されるわけではありません。対応したからといって効果が100%読めないのが悩ましいところです。

まとめと構造化データを導入すべきかの判断基準

SEOについてまとめます。

多くの人はSEOというと順位ばかりを考えてしまいますが、GoogleはSERPs(検索結果ページ)に各サイトを順番に並べて表示しているわけではなく、他にも地図など様々なものを表示しています。また画像検索もあります。

Googleにしっかり自己申告すれば、順位以外の要因でボーナス表示される機会が増え、集客チャンスが増えます。 構造化データはそのための一つの仕組み、ということです。

つまり構造化データを検討するか否かは、ボーナス表示の恩恵をうけたいか否かというのが主な判断基準になります。

あなたのサイトで構造化データを導入すべきか否かの判断基準について(2)につづく
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この記事を書いた人: user-76

ウェブ担当者通信の発起人。
株式会社ウェブジョブズ代表。
コンサルティングの他、ウェブ担当者教育などにも力を入れ、株式会社インプレスビジネスメディア社の運営するウェブ担当者フォーラムにて「誰もが受けたい!アクセス解析5 分クリニック」を連載。
著書に無料でできる! 世界一やさしいGoogle Analytics アクセス解析入門(秀和システム)


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