データよりもエクスペリエンス。中国の成長と日本のこれからの10年 FavoriteLoadingあとで読む

: こだま
中国が気になっている方へ。元記事は、アクサダイレクト生命・斎藤社長、ビービット・宮坂氏、西口敦事務所の西口氏の対談「10年前には誰にも予想できなかった中国の成長。日本の「これからの10年」はどうなっていく?」です。

エクスペリエンスが良ければユーザーは喜んでデータを提供する

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先日ウェブ通の丸山も「最先端を知りたければ中国にいけ!」と聞き、トップリーダーのあびるさんと一緒に中国に行っていました。ウェブ通メルマガにレポートを書いていましたが、「今までの生活の裏に巨大なITが隠れている」と丸山は感じたそうです。

そして、日本のこれからの10年を考えたときに中国の成長の話は避けて通れない、と元記事でビービット・宮坂氏は語っています。
元記事は、アクサダイレクト生命・斎藤社長、ビービット・宮坂氏、西口敦事務所の西口氏の対談です。

まずは急成長をしている「中国平安保険」。消費者の生活に潜むニーズをくみ取り、医療・飲食・住居・移動・娯楽でデジタルサービスをひとつのIDで提供し、日常で消費者と接点をたくさん持ちプロモーションの機会を逃さないモデルを作っているそうです。
ユーザーは「守られていると感じているから、平安のことが大好きだ」と感じているそうです。

中国のデジタルマーケティング会社は「データよりもエクスペリエンスが大事」と口を揃えて言うそうで、「エクスペリエンスさえ良ければ、ユーザーは喜んでデータを差し出す」と、宮坂氏は話しています。
エクスペリエンスが優れている例としてシェアバイクサービスの「モバイク」が取り上げられています。

また、アリババの決済サービス「Alipay」では個人の信用を数値化しています。日本だと嫌がられる仕組みですが、利便性の方が大きく、信用できるようにもなり国が良くなっている実感もあるため、中国人にこの仕組みは受け入れられているそうです。

業界全体の構造を変えて、体験価値にシフトしていくというのは、これからの10年で大切なことかもしれないですね。

10年前には中国の仕組みを参考にする、ってことは個人的には想像していませんでしたが、日本の停滞はかなり実感しているのでこの対談記事はとてもおもしろかったです。

10年前には誰にも予想できなかった中国の成長。日本の「これからの10年」はどうなっていく? | アクサダイレクト生命10周年特別対談

こだま
この記事を書いた人: こだま

Webディレクター
住宅営業からIT営業へと営業畑を13年歩んだあと、お金の勉強をするためファイナンシャルプランナーの資格を取ったはずが、縁あってウェブ担当者となり今に至る。
営業をしていたときお客様から言われた「名脇役がいてこそビジネスは成功する。名脇役になれるよ」を信じて日々精進。