サイト最適化をしたけど伸び悩んでしまう3つのパターンと対策 FavoriteLoadingあとで読む

: ウェブ担当者通信事務局
基本的な対策を施し最適化をしたけどサイトが伸び悩む、可もなく不可もない状態が続くことがよくあります。この記事は、サイト最適化をしても伸び悩む3つのパターンと行き詰まりを打破するための対策について、2013年5月(vol.17)号・成約率アップ講座より丸山講師の回答を抜粋しメルマガe通信でお送りした内容です。

なぜ対策がうまくいかなかったのか?行き詰まりを打破するには?【成約率アップ講座】

多くのウェブサイトでは、ある程度最適化をすると、その後、行き詰まりを迎えることがよくあります。
今回は、その行き詰まりを打破しようと思い、今まで実際に行ったことがあるけど、あまり効果がなかったものを1つあげ、その考えられる原因と、今後の対策を考えてみます。

  1. あなたのサイトはどんなサイトですか?
  2. 今までに行ってみたものの、あまりうまくいかなかった施策を1つ教えて下さい
  3. その要因はなんだとおもいますか?
  4. 今後の対策は何を考えていますか?

※今までに、施策を行ったことがない人や上記Qを思いつかない人は以下の例題について考えてみてください。

サイトの問い合わせ数は少しずつ成長しているのだが、もっと成長できるのではないか?と思ってアクセス解析を試みた。ところが、パッと見たところ直帰率もコンバージョン率も何も問題点らしきものは発見できなかった。
まだアクセス解析を利用できる可能性はあるだろうか?それとも、アクセス解析はとりあえずやめて別の施策を行った方がよいだろうか?

画像:Pixabay

画像:Pixabay

サイトが伸び悩む3つのパターンとは?【丸山講師の回答】

基本的な対策が完了していると、サイトが伸び悩む、もしくはちゃんと伸びているけどもっと上を目指したいということがよくあります。いわゆる可もなく不可もなく、という状態が続きます。

今回は、サイトが伸び悩んでしまう3つのパターンに分けて考えてみましょう。

  1. 取り扱うサービスとウェブとの相性が悪いパターン
  2. サイトの最適化を試したが効果がなかったパターン
  3. アクセス解析をしても問題が見つからず伸び悩むパターン

1. 取り扱うサービスとウェブとの相性が悪くてサイトが伸び悩むパターン

ウェブとサービスの相性で失敗するパターンはありがちです。その理由は、
「ユーザーがウェブで望んでいないサービスを提供している」
ことです。

コンバージョンにつながりやすいのは、購買・依頼を考えているユーザーへのアプローチです。しかし、購買・依頼は費用が発生するために、ユーザー側の警戒心が強くハードルが高いものです。

「本当は顧客が(潜在的に)ウェブで何を望んでいるのか?」
このパターンであれば、ゼロベースでサービスを客観的に見直すことが大切です。

2. サイトの最適化を試したが効果がなかったパターン

サイトのユーザビリティの変更や説明文の変更などは、ある程度大胆に行っても変わらないこともあれば劇的に変わることもあります。

まず、このユーザービリティの変更と説明文の変更は分けて考えなくてはなりません。
たとえば問い合わせフォームを変更しても効果がない場合、もともと申し込む気がある人がどれくらいいるのか?がポイントです。
もし、申し込む気がありそうな人が少ないのであれば、ユーザビリティを調整しても、劇的な変化は期待できないでしょう。ウェブとサービスの相性が悪いのと同じ状態です。
現場の人の意見を聞いて、より響くサービスを構築した方がよいかも知れません。

次に説明文の変更ですが、スマホユーザーからの問い合わせ数を増やすことを考えてみます。
スマホ用に単純に情報量を減らしてしまうと思ったほど問い合わせ数が伸びないことがあります。

スマホのユーザビリティ対応は、PCよりもかなり変化が期待できます。特に電話問い合わせ対応は劇的に効きます。
スマホでは、結構早めにサービスの要点や、価格、場所などの答えを知りたいという人が増えます。

まず答えを提示する。
その後、大切なコンテンツを読み込んでもらうような導線を心がけるユーザビリティ対応が大切です。

3. アクセス解析をしても問題が見つからず伸び悩むパターン

リスティング広告やWeb以外の広告、イベントやクチコミなどプロモーションを行って、新規ユーザやPV数を増やすことを考える方法があります。
費用がかかり、実施までの準備にも時間がかかることがあります。

また、問い合わせや申込みなどのコンバージョン率を上げる施策として、デザインやフォームを見直す対策も考えられます。

より深いアクセス解析を行って、効率のよさそうな集客ルートを見つけて伸ばす(強みを伸ばす)。また「私たちの顧客はどこにいるのか?」を自問しながら新しい集客にチャレンジする。そしてアクセス解析で効果検証する。
これが理想の流れです。

サイトの伸び悩みを打破するにはマーケティングとイノベーション

サイトの行き詰まり・伸び悩みの打破というのは、よくある話です。

ところで行き詰まりって、もともと考えてみればビジネスそのものの課題なのですよね。
毎年、永遠に成長しつづけるというのは、ウェブに限らず多くの企業でにおいての課題です。

知の巨人と言われたピーター・ドラッカーは、企業の目的は顧客の創造であり、そのためにはイノベーションとマーケティングしかないと言い切りました。
顧客の創造、つまり新しいニーズで社会に変化を作り出す(イノベーション)、もしくは、既存のニーズを理解し満足させる(マーケティング)ことが、企業の目的であるということですね。

今回の課題も、ウェブサイトが行き詰っているというのは、顧客の創造の話であり、ビジネスそのものの話です。
ですので、ドラッカーの言うことが正しいならば、その対策はマーケティングとイノベーションしかありません。ウェブサイトもビジネスの一部です。

サイト最適化をしても伸び悩んでしまう行き詰まりを打破するためのポイント

  • サイトの伸び悩み・行き詰まりを打破するにはマーケティングとイノベーション
  • イノベーション
    問い合わせ数が少ないならば「本当に顧客が望んでいるものは何か?」を自問する
  • マーケティング
    問い合わせ数があるならば、ユーザビリティ改善や解析、新規顧客を試みる
  • 「私たちの顧客はどこにいるのか?」と自問すると集客の成功確率が上がる

成約率アップ&Googleアナリティクス講座:丸山耕二

中小企業向けにアクセス解析を基軸としたWebコンサルタント業務や社内教育業務を手掛ける。その会社らしいWeb事業を共に考え、成長させることを得意とし、クライアントには書籍出版、テレビや雑誌出演をする人も多い。
インプレス社のWeb担当者Forumで「誰もが受けたい!アクセス解析5分クリニック」を連載。
著書に「無料でできる!世界一やさしいGoogle Analytics●アクセス解析●入門 (秀和システム)」。
ウェブ担当者通信の発案&責任者。
http://webtan-tsushin.com/lectures/maruyama

ウェブ担当者e通信とは?

ウェブ担当者向けの無料メルマガです。主にその週のニュースなどを中心に構成されています。

有料のプレミアムメンバーだけがオンラインと月刊誌で読んで学べる課題を、毎月1問だけ抜粋したものをe通信で読むことができます。

ウェブ担当者通信事務局
この記事を書いた人: ウェブ担当者通信事務局

「ムダな情報で頭脳を消耗することなく考える時間を確保する」
ウェブのノウハウだけに限らず、広告やマーケティング全般の知識、時には組織論や時事に至るまで、最先端や未来予測などみなさんにとって本当に必要な情報だけをお届けします。


※プレミアムメンバーの方はログインすると広告が消えます。

投稿アイコンを選んでください